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tally marks

英辞郎に "tally marks" が載っていなかったので、記憶に定着させるためにメモしておきます。

 

"tally" は英辞郎には名詞として割符、勘定(書)、(名称などを記載して物に付ける)札、動詞としては記録する、勘定する、集計する。付け札をつける、などが記載されています。

また、"tally mark" で検索すると《機械》合印、合マーク がヒットしますが "tally marks" は該当する項目が見つからないという検索結果が返ってきます(2022/01/25時点)。

 

 

weblioには、"Weblio英和対訳辞書での「tally marks」の意味" として画線法、画線法(かくせんほう)は線を引くことによって線の本数で数を表現する方法である。と記載されています。

残念ながら例文検索では

"The marks tally with each other. 合印が合っている - 斎藤和英大辞典"

のような部分一致が 3件記載されていますが、完全一致の例文はありません。

 

また、"ウィキペディア英語版での「tally marks」の意味   出典:『Wikipedia』 (2011/07/04 16:56 UTC 版)" として

Tally marks, or hash marks, are a unary numeral system. They are a form of numeral used for counting. They allow updating written intermediate results without erasing or discarding anything written down. However, because of the length of large numbers, tallies are not commonly used for static text.

と記載されています。

 

 

画線法というのは聞き慣れない言葉なので Wiki画線法(かくせんほう) を見ると

 

概要
通常見られる方法は、5を一つの塊として表記する方法である。たとえば、日本語などでは「正」の漢字を用いて5までの数を表現し、下方向あるいは右方向に「𝍲」「𝍳」「𝍴」「𝍵」「𝍶」と増加させることで表現する。5は人間の片手の指の総数と等しいため、指を使用して数える場合と同様な用途で用いられることもある。

日本での使用頻度は他の国と比較して高いが、日本語の文化圏では「画線法」という単語があるにもかかわらず、ほとんど認知されておらず、「正の文字で数える」などといった別の表現で言い表すことが多い

 

とあったので合点が行きました。

 

weblioの "tally" には、 "研究社 新英和中辞典での「tally」の意味" として名詞で勘定,計算; (出費などの)記録 《★【解説】 日本で数を数える時に「正」の字を書くが,英語では [W16-A342] と書き,これを tally という》.という記載があり、ここでも画線法という表現はしていません。

(※ [W16-A342] は縦棒4本に横棒を1本引いた図形です)

 

尤も、"画線法" という言葉自体は書かれる記号そのものではないので、 "正の字を書く" や ”正の字を数える” というような言い方を置き換えるものではないと思います。

"write a tally" や "count tally marks" を訳すとしたらやっぱり"正の字" や "棒を書いて云々" といった表現が妥当かも知れません。

 

 

 

 

尚、英辞郎に関してはこの画線法に関連する概念の記載が全くありません。

"tally" で検索して表示される例文にも、集計するや計算するといったものはありますが画線法を示唆するものは見受けられません。

"画線" や ”正”、"正 字" などで検索しても同様です。  

("正 字" で検索するとヒットする 正字法)は 正書法 (orthography) です)

 

 

 

 

youtube で "tally marks" を検索すると、縦線を4本書いて行き5本目に斜め線を引く方法が結構見つかります。